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フットボールを整える

グラスルーツのレベルからサッカーにかんするあらゆる物事を考えていきます

副審との打ち合わせ詳細編その2:オフサイド1

さて、今回はオフサイドの打ち合わせについてです。

私の一応の整理としては、以下のような順序で打ち合わせをします。

 

  1. 得点時の運用
  2. オフサイド
  3. ファウルサポートとペナルティーキック
  4. スローイン
  5. 交代や競技者の再入場、負傷・用具の乱れ時の対応
  6. A1に対してベンチコントロールについて(4thとともに)
  7. ペナルティーマークからのキック(3に含めることも)

 

オフサイドは何度か解釈の変更があったため、昔の理解と混ざってしまっている方もいらっしゃるかもしれませんので、2016-2017の競技規則とその解釈について整理していきましょう。

 

 

オフサイドについての打ち合わせの概要

私の場合、以下のように把握しています。オフサイドは、特に今回も再開方法が変更になったため、副審の取るべき行動に迷いが出ないように主審がしっかりと理解しましょう。

  1. 副審の基本ポジションについて
  2. オフサイドキャンセル
  3. ゴールライン外に守備側競技者がいる場合の扱い New!
  4. 新たな再開方法に関しての注意点 New!
  5. 最終ラインよりゴールライン側にボールが運ばれた場合について(1に含めることも)

1番、4番、5番は、持ち回りの4級審判員や、経験の浅い人向けのものです。

それでは具体的に見ていきましょう。

 

1:副審の基本ポジション ※基本的に不要だがなお説明を要する場合あり

 「オフサイドラインキープ」

この言葉を聞いた人は多いと思います。当たり前といえば当たり前のことなのですが

 

実は副審がどのポジショニングを取るべきなのかは、「競技規則」の中には明記されていません!

 

競技規則には、副審はオフサイドを監視する役割は規定されていますが、そのためにどのようなポジションを取るべきかは書いてません。

しかし、私たちが本の形式で持っている、「サッカー競技規則2016/17という本(今ではPDFデータでも見れますが)の中」には載っています。この本は、大きく分けて、競技規則、競技規則の附則、競技規則の改正、審判員のための実践的ガイドライン、日本語版付録、にて構成されています。

 

今回の改正によって、これまで記述されてこなかった、「審判員のための実践的ガイドライン」が掲載されることになりました。ここにおいて、副審のポジショニングについて、以下のように記述されています。

 

副審と追加副審のポジショニング
副審は、後方から2人目の守備側競技者か、ボールが後方から2人目の守備側競技者よりゴールラインに近い場合は、ボールのラインにつかなければならない。

 

このような当たり前のことが書かれていなかったため、打ち合わせの段階で確認しなければならなかったのです。 

※これが競技規則の内部ではなく、ガイドラインのところに規定されているということの意味については、別途考えなければならないでしょう。これについてはアドバンストと思われるので、別日記にて詳述します。

 

したがって

  • オフサイドラインキープというのは、基本的に説明・指示しなくてもよい
  • 経験が浅い副審などに対しては、一応言っておくことが無難

とりあえずは、このように理解しておけばよいでしょう。

 

ゴール前のフリーキックの場面

競技規則に副審のポジショニングが書かれていなかったため、この場合に副審がゴールライン上に位置取るという運用も、理論上は可能です。

 

ただ、かつてはこの間隙を埋めるために、「日本語版付録」の中で「副審がオフサイドを監視する」と記述されていました。

 

これが、今回の改正においては「審判員のための実践的ガイドライン」において

フリーキックのときの副審は、オフサイドラインのチェックをするため、後方から2人目の守備側競技者のラインに位置しなければならない。

しかしながら、シュートが直接ゴールに放たれる場合は、ボールを追いかけタッラインに沿ってコーナーフラッグ方向に動ける容易をししておかなければならない。

 と規定されることになりました。

 

実際上も

  1. 直接ゴールに飛ぶ可能性は低い
  2. ゴールラインを割ったかどうかが微妙な場面はさらに限られる
  3. それ以外に監視すべき対象がある。
  4. 世界のトップレベルではGLTがあるため、副審がゴールライン上に位置する必要はなくなった。

こうしたことから、フリーキックの場面でも、「オフサイドラインキープ」を維持すればいいでしょう。

それ以外の監視対象

これは、壁の中に入っている守備側競技者がハンドをするなどした場合、ペナルティエリアの中か外かを監視するということ等です。

この点については、副審との打ち合わせ項目3:ファウルサポートの項で詳述しますので、ここでは割愛します。

 

 次回はオフサイドキャンセルからです。