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フットボールを整える

グラスルーツのレベルからサッカーにかんするあらゆる物事を考えていきます

副審との打ち合わせ詳細編その1:得点時の運用

私の副審との打ち合わせは以下のようであると整理しました。

  1. 得点時の運用
  2. オフサイド
  3. ファウルサポートとペナルティーキック
  4. スローイン
  5. 交代や競技者の再入場、負傷・用具の乱れ時の対応
  6. A1に対してベンチコントロールについて(4thとともに)
  7. ペナルティーマークからのキック(3に含めることも)

 

 

satokirinoha.hatenablog.com

 

今日は、1:得点時の運用について整理していきます。

 

審判員のための実践的ガイドライン

実は、今回の改正で追加された「審判員のための実践的ガイドライン」の中に、これまで打合わせで行われていたことがある程度規定されています。

まずはその記述の確認からいきましょう

ボディー・ランゲージ、コミュニケーション、笛の章です。

ゴール、ノーゴールの判定
ボール全体がゴールラインを越えたことが明白な場合は、副審は追加のシグナルを行うことなく主審にアイコンタクトを送らなければならない。

得点があったがボールが依然インプレーのように見えるとき、副審はまずフラッグを上げて主審の注意を惹き、その後得点を確認する。

得点となっていないので、それまでどおりプレーが続く場合は、主審は副審と目で確認し合わなければならない。また、必要であれば手で目立たないシグナルを送る

 そして、日本語版付録の主審と副審のシグナルの章にも

ゴールイン(きわどいゴールの場合)
ー省略ー 副審は先ず旗を上に上げて主審の注意を惹く、その後、ー略ーハーフウェーラインに向かって素早く走る。

このように記述されるようになりました。おそらく今後はほとんどの場合、このような運用がされるでしょう。

ノーゴール時の手のシグナルは、腰の下で小さく左手を振ったり、左手のひらを体の左側に置き、地面に向けるといったものです。

右手だと、ゴールインと勘違いしそうなので、右手でやる人は居ないでしょう。

 

これだけでは終わりません。以下に続きます。

 

ファウルの疑いがあると副審が感じた場合 

副審がファウルの疑いがあると思ったが、旗を上げるほど明確なものではなかったり、ペナルティエリア内で主審の判断の領域であったため旗を上げない場面も出てきます。

このような場合を想定して、以下のような指示を出します。

  • 副審はゴールライン付近に直立不動で待つこと
  • その場合、主審が確認しに行き、どのような事実があったかを確認すること

主審は、得点時には必ず副審を見ることにしましょう。

 

このとき、主審は反対側の副審も見るようにしましょう。

まったく関係のない場所で反則が行われていても、ゴールは無効です。

交代要員、チーム役員、交代して退いた競技者に対する反則もフリーキックになるのですから、攻撃側競技者がそのようなことをゴール前にしていれば、当然にしてゴールは無効です。

逆に、交代要員等が、出場している競技者に対して何かした場合は、外的要因とみなされるので、プレーに影響した場合にのみ判定を考えることになります。

 

記録を取る順番:ブッキング

第四の審判との打ち合わせの項目には含めませんでした。

なぜかというと、グラスルーツレベルでは必要性が低いからです。
また、副審との打ち合わせの得点時の運用のところで話すのが合理的だからです。

アスリートレベルになると、得点直後に以下のような状況が高頻度で起こり得ます。

  • ボールをセンターサークルに持っていく主導権の争い
  • ファウルの有無などで選手から主審へ抗議がなされる
  • 選手同士が対立する
  • ゴールセレブレーションで選手が遠くに行き、一人で全員を監視できない

このような場合に主審が記録を取っていたのでは、発生している現象に気づけません。

そのため、ブッキングの順番は以下のようにすることが相場だと思います。

  1. 第四の審判員
  2. ゴールから遠いサイドの副審
  3. ゴールに近いサイドの副審
  4. 主審

もちろん、厳密な区分けではないので、柔軟に行いましょう。

 

再開の前に:ブッキングは完了しているか?

得点が確定し、キックオフで再開することになっても、まだ要注意です。

アシスタントレフェリー達は、ブッキングを完了しているでしょうか?

特に得点と同時に懲戒処置が行われたような場合、アシスタントレフェリーからは選手の背番号の確認ができず、ブッキングが遅れてしまうことがあります。

 

ブッキングしていたら試合が再開されて、慌ててオフサイドラインに入った。

 

副審をこのような状況にさせないようにしましょう。

記録ミスの要因にもなり得ます。

 

これは、ブッキングをするべきすべての場面で共通することです。 

 

早く再開したい選手がいても、アディショナルタイムに含めればいいのですから、落ち着いて万事確認してから再開しましょう。

 

まとめ

 

  • 得点時にファウルがある場合の運用
  • 反対サイドの副審をみること
  • ブッキングの順番
  • ブッキングをアシスタントレフェリーが完了しているか

これらの点に注意して、打ち合わせ、及び試合の進行をしましょう。

 

皆様の整理に一役買えれば幸いです。

以上、ありがとうございました!!